2回目のR&Y
2025/6/7(Sat)
レッド&イエロー
『激レアさん』(5.12A)×
『獅子奮迅』(5.12C)
要注意!ムーブの記載あり
久しぶりの外岩、台湾クライミングから一ヶ月!
リフレッシュしに瑞牆麓のレッド&イエローエリアへ、2回目です。
今回は勲と。
下界は暑かったけどこのエリアの西南前傾壁はすぐに下に沢が走っており、また初夏の木々で木陰があり涼しかったです。
ただ昼15時ぐらいから黒い雲が多くなってきて雨が降りそうな、そして湿度がかなりあがってきた感じでした。
レッド&イエローについては新しい瑞牆本の上巻に記載がありますが、きぃ散歩に詳しく書いてあるのでそちらを参照すると良いと思います。
この日は前回と違って自分たちを含めて3パーティー+ソロクライマーの9人でした。
ソロクライマーの人以外はほぼ全員顔見知り!
今回のパートナーは勲。
仕事でストレスフルらしい。
勲も一ヶ月ぶりぐらいの外。
自分は前回、西南前傾壁の一番右の甲斐の山々をトライしたので、今日は他の2本をトライすることに。
勲がアップで甲斐の山々のOSトライをして核心も突破するも、ヨレ落ち。
2便であぶげもなくRP。
自分はまずアップで激レアさんをトライ。
トポを見ると、最終クリップまでは易しいとのことで、アップになるかなーと。
ヌンチャクをお借りして・・・下部は少し迷うものの、基本的にはガバも多くて、傾斜もあまりないので、あまり疲れない。
甲斐の山々はと同じ壁にあるんだけど、こちらは傾斜もあるので疲れる。
そしていよいよ核心。
トポに詳細が書いてあるので厳密なオンサイトトライではない。
『ガチャガチャしたポケットからの1手が非常に悪い』と書いてあるもんだから、ああ、これが例のポケットか、、、そして上を見ると、右上にああ、あれを取りに行くのが核心かとなって、スタンスを見つけるも、はい、ポケットの保持感が分からなくて、普通に飛び出しもせずにテンションしちゃいました。
ここから何回かやって、右手の外形カチを捉えるも、その後のムーブが不明瞭。
終了点に向かって左上していくの?と思うけど、これが悪い。
結局は、いったん、右にトラバースをしてからそこから直登して左に抜けるという感じかなと。
この壁は最初から上部までは花崗岩っぽくない感じなんだけど、最後だけいきなり花崗岩のフリクションクライミングになるから、ちょっとビビる。
1便目で激レアさんの核心ムーブができたので、次からはこの壁のど真ん中の獅子奮迅をトライすることにしました。
青ラインが、激レアさん。
1P目のフットスタンスが脆くてちょっと嫌な感じなのでプリクリしても良いかなー。
自分はヌンチャクが掛かっていた状態で、プリクリはせずにトライしましたが。。。
赤ラインが、獅子奮迅。B9
最上部は激レアさんの核心にリンクするとのこと(トポ記載)
黄ラインが、甲斐の山々。
これだけが独立しているんだけど、上部で獅子奮迅と近くなるため、タイミングをずらしてトライするなど配慮が必要。
獅子奮迅も知り合いクライマーもトライするということで、激レアさんからロワーダウンしながらヌンチャクセットしてたのでそれを借りることに。
(激レアさんも最後の核心以外はアップになるので、アップで登って、獅子奮迅のヌンチャクセットできるのはありがたい、ただマスターだとB2のボルトだけがムーブが違ってくるけどあとはほぼ一緒)
ちなみに激レアさんをトライした後にロワーダウンしながらホールドを眺めたのでOSトライではないです。
そして普通に下部核心の2~3が悪くて、テンション。
これかな?というムーブを作って、上部へと。B3~B9は、リーチを活かせば、ガバtoガバでいけるため、それほど難しくはないし、割とレストもできる。
そして最後は激レアさんの核心をこなして終了点。
勲のFLトライ。下部核心はまったく同じムーブ。
でも見ていると保持力が全然違うなー、、、中間部も自分のムーブとほぼ同じ(まぁ遠隔しながらだけど)、最後の核心だけはやってないし、見えないし、情報だけ。
ただ激レアさんの核心もやっていないから、その情報は知らず。
見てると、最終クリップから、直登気味にあがって、最後、奮闘してビクトリーガバポケットを取って、FL!
すごい。
ただ激レアさんの核心ムーブではないことは下から見てても分かった。これは要検証。
自分の2便目、下部核心はフリクションがあまりないながらも通過。そこからレストをしながら上部まで。
最後に激レアさんの核心である。
入念にレストをして核心に入るも、、、遠い右手があと少しで距離がでずにフォール。残念。
勲に激レアさんの核心を味わってもらうために激レアさんをトライして貰う。
そしてちょっと危なかったけどもこちらもFL!最後は下から見てるとちょっとだけ自分と違うムーブっぽかったかな?
少し昼寝もした。風もあって気持ち良かった~
自分の3便目、下部核心の外形カチの保持感が悪い。。。湿気があがってきてる??
そしてあえなくここでアウト。
ロワーダウン。
休憩がてらに勲と上のエリアを案内する。
今回は前回の宿題の『デキシーキング』はトライしなかった~。
あと気になるのは『イエローマジック・オーケストラ』これは見栄えするルートですね。
ただ露出しているので陽があたるとかなり暑そう・・・。
16時過ぎに自分のラストトライ。
下部核心、以前として保持感も悪くてテンションしそうになったけど、頑張って、ガバの1手を出したら、指先がかかって、なんとか通過。
上部まではレストをしながら。
そして最後の最後、めちゃくちゃレストをした。
左手の悪いポケットからの遠い右手カチへ・・・届いた。ここから、カチるんだけど、3回ぐらいカチろうしても、保持できない。落ちた。
やってしまった~登れず!
この1手が止まって次の1手まで我慢出来たら~。
ただもう回収をしないといけない。休んでからムーブを起こすも、そもそも湿気がすごいのか、全然保持できなくなっていた~。
最終的にはなんとか回収。。。
激レアさんと獅子奮迅の最終クリップからのムーブ。
赤●がそれぞれの最終クリップ。
きぃ散歩でも書かれているのだけどここがそもそも、もやるポイントである。
トポには獅子奮迅の最後は激レアさんの核心を通ると書いてあるのにも関わらず、最終ボルトは独立をしている。
激レアさんをトライする前に獅子奮迅をトライして普通に登っていけば、獅子奮迅の最終クリップをしてからは、緑ラインの直登気味のラインで登るのが自然。
勲はこの緑ラインで登ったのである。
自分は激レアさんを先にトライをしたのとトポの『ガチャガチャしたポケットからの1手が非常に悪い』を見ているので青ラインというのを知っている。
緑ラインははなから頭にない。
そして緑ラインのムーブを一回やってみたら、これも悪くてもしかしたら、激レアさんの核心ムーブよりも悪いかもしれない、どうだろ?(自分の身長だと激レアさん核心よりもダイナミックになります)
緑ラインは黄△の『ガチャガチャしたポケット』だけ使ってなくて、あとは同じホールドを使っていた。
仮に緑ラインの直登ムーブが激レアさんの核心ムーブよりもかなり簡単であれば、開拓者意図のルートを登ったことにはならないのかもしれない。
ただ自然は自然。
そして緑ラインの直登ムーブの方も悪いので、緑ラインでも良いのかもしれないですねぇ。
あとトライしてみて、激レアさんの核心ムーブは最終クリップからやや右にトラバースをするので、激レアさんをトライするにしても最終クリップは、獅子奮迅の最終ボルトを使った方が良いかもしれないですね。
やや右にトラバースするところも少し悪いので、最終クリップが左にあると、落ちたときに降られて落ちるし、ロープと左足スタンスが微妙な位置関係になって危ないかもしれない。
自分の場合、激レアさんをトライしての、核心ムーブ構築のときに、最終的には、獅子奮迅の最終クリップをして(激レアさんの最終クリップはアンクリップ)トライしました。
こうすると、落ちたときにボルトが身体の直下にあるので、少し安心だし、落ちるのも怖くないと思います。
あとは、獅子奮迅の最終クリップ一つ手前は、25㎝とか30㎝の長いヌンチャクにしておいた方が流れが良くなって最後の激レアさんのムーブをおこすときも動きやすいです。
激レアさんの『ガチャガチャしたポケット』はひとそれぞ持ち方があると思うけど、自分は中指と薬指の2本指のオープン持ち。
勲はオープンだと落ちると思ったらしいので、人差し指と中指と親指でカチ持ちしたみたいです。自分はカチ持ちはできなかった。
最後の最後は人それぞれの解釈があると思うけど、自分はトポ通りのムーブで次回もトライしてみたいと思います!
この日、勲は、甲斐の山々を2RP、獅子奮迅をFL(最後は独自ムーブ)、激レアさんはちゃんと『ガチャガチャしたポケットからの1手が非常に悪い』のムーブをおこしてFLでした。
日本では売ってないのかな?
海外通販で買った、ディスク型の固形チョーク。
これだとティックが書きやすい。
帰りは安定の談合坂からの渋滞があったので、久しぶりに道志みち経由で帰宅しました。
都留で降りるので高速代は安くなるし、車も少ないので良いルートです。
そして神奈川の相模原市に入ってからヤッホーブルーイングの有頂天エイリアンズのヘイジーIPAを2軒のセブンを梯子して買い占めた勲さん。
今日のご褒美で車中で美味しく飲んでいました~。
これ340円だけど、美味しいです。
6/11日から全国発売とのことです!