甲府幕岩開拓その1
開拓1日目(2021年7月17日)
縁があって甲府幕岩の奥のエリアの開拓のお手伝いをさせて頂きました。
自分が参加したときは、かなり進んでおり、見栄えがするロングルートはすでに開拓済みor予約済み。
とりあえず初めてなのでまだ余っている岩(まだたくさんあった)の、パっと見、一番見栄えをする場所を開拓をすることになりました。
先輩や友達に話しを聞くとルートを拓くにあたって一番大変なのが上からFIXロープを張ること!
実際に自分の1本のために上からFIXロープを張ろうとしたけど準備不足もあってか張るに至らずに・・・最終的には友達に張って貰いました🙄
自分の場合は尾根にあがってかなり下れば、拓きたい1本の上に出れるかな?という尾根の上まで行ったけど転がっていったら、たぶん死ぬな・・・という危険もあって断念しました。
こういう場合は、上からしっかりした木を見つけて懸垂下降を繰り返して目的のルートの上部まで行って、それが正解であればFIXを張ってグリグリ等で降りてくるのだけど、持っていたFIXロープが30メートル(FIXとして使う分には十分の長さ)だったのでそれを懸垂下降をすると15メートルずつしか下降ができず・・・それを何回か繰り返して本当に目的のところまで辿り着けるんだろうか?という不安とスリングもあまり持って行かずにいったため、断念したのでした。
友達は尾根からいかずにその手前の岩から張りに行ってくれたのだけど、そこは自分が最初に行こうとしてフリーソロ状態になるのでまず断念した通り道でした・・・すげー・・・。
FIXロープを張って貰ったら、あとはユマグリであがって、掃除とボルト打ちです。
初日は自分でロープを張るために尾根をいったりきたり、死にかけたりで、最終的にはFIXロープを友達に張って貰って、またハンマードリルを持っていなかった(友達のはタイミングが合わずに借りれず)ので掃除をしただけでした。
自分のルートはスラブ垂壁あり、薄被りあり、マントルありな色々な要素があるルートでマントルができる棚とそれより上部のスラブ垂壁はコケや泥が溜まりやすいためそこだけは要掃除だったけどそれ以外は比較的に綺麗な状態でした。
開拓2~3日目(2021年7月22~23日)
開拓2~3日目は4連休の初日と2日目。
この日のためにハンマードリルも購入しました。
また掃除用のグッズ等々、用意していきました。
まずはさっそくボルト打ち。
終了点の位置は一番簡単でそのルートの岩頭で、これでクリップしてください!と言わんばかりのリップにガバがありその下に設置。
そこから上から順番にボルトを打っていきました。
これが難しい・・・。
数が多過ぎてもダメだしヌンチャクをセットしたときにカラビナが岩に接触するところもなるべく避ける。
またボルトの間隔も適切にしないとグランドや棚に激突するなど・・・。
今までただ登るだけの側だったけど自分がボルトを打つ立場になると難しさが分かりました。
自分のルートは12メートルぐらいなのかな?
終了点を入れてボルト4本で構成すると考えてとりあえず想定したところにテーピングを張っていって下から眺めて適切かどうかを確認しました。
グレード的にはガバが多くて快適なアップルートになりそうな10B~Cを想定。
上の2本は割とすぐに決まって、下の2本も悩みつつ決めてボルトを打ちが終わり。
掃除もして2日目は試登までいかずに終了です。
そうそうこの日は夏の岩場にありがちな、雷雨があり2時間ほど作業が中断しました。
雨でも掃除やボルト打ちはできるけど流石に雷や激しい雨の中ではそれもできずでした。
1人だったので余裕で寝ることができましたー。
185㎝のコットが入ります。
2日目の朝。
さっそく試登を開始。
10B~Cぐらいだし、自分が作ったルートなのでホールドの位置も分かるし・・・。
一発でOK🙌
感無量!!!
そのあと立て続けに友達が5人(全員13クライマー)ぐらい登ってくれました。
ただ1本目のボルトが10B~Cぐらいのルートにしては高く、ここは講習会エリア(仮)ということもあって1ボルト目を追加で足すことになり、合計で5本+終了点のルートになりました。
⬆1週間後にP2の友達にも登って貰いました。
彼女たちは外岩グレード11A~11C、ジムでは11C~12Aぐらいまで登れるけど・・・
ちゃんと核心のところで落ちてくれました。
1B目もあって良かったと言ってくれたので1B目を足したことには意味があったようです。
内容も盛りだくさんだったので楽しかった~と言ってくれたので良かったです!🤩