甲府幕岩の開拓について
甲府幕岩の開拓について
甲府幕岩に通っているクライマーなら知ってるかもしれませんが、既存のエリアのさらに奥には、既存エリアに負けないぐらいの広さと高さを持った岩壁があります。
過去にも少し開拓された形跡もありましたが、2020年ぐらいから開拓が本格的に始まり、自分は2021年の7月から参加させて頂きました。
自分は、見栄えがする長い岩壁からスケールの小さい岩壁まで20本のルートを開拓をしました。
※そのうち1本はまだプロジェクトです。
※自分が開拓するルートはさらにもう少し増えるかも?
※開拓されているルートは130本以上になっています。
甲府幕岩 新エリア ルートの紹介その1(4-5幕)
甲府幕岩 新エリア ルートの紹介その2(6&8幕)
ロクスノ103号にてトポが載りました!
有枝さんの文章と写真、簡易トポです。
簡単な限定などは書いてあります。
特に駐車スペースやその他については良く読んでください!
自分はブログをやっているので、その開拓の日記を未公開ですがずっとつけてきており、徐々に記事を公開していこうと思っています。
それと同時に自分のルートに関しては、このブログでも詳しい説明(限定、ボルトの数、場所やルート名の由来など)を記載しようと思います。
今までのトポはだいたいが限定の記載もなく、欠けたりしてのルートの変化に伴うグレードの変化も発表当時のままだったりと、自分的には良くないなぁということも思ってたので、最低限の限定の有無や注意事項は記載しようと思います。
2023年12月10日までに開拓日数(初登トライ含む)は80日間です。
公開されたら、いろいろな人にトライをして貰いたいと思っていますが、(自分のルートに限らず)開拓されたルートは、(脆い部分はなるべく開拓時に落としていますが)まだ安定してない箇所があったり、掃除が行き届いてない箇所、想定したラインよりも大幅に外れた部分は脆い箇所があったりします。
ボルトも安全かどうかを各自が判断して自己責任で登って貰い、何か気が付いた点があれば、開拓メンバーにお知らせして頂けると有り難いです!
グレードについて
グレードを付けるというのはかなり難しいということを実感しました。
傾斜によってのグレードの違い、その人の得意不得意によるグレードの違いで、1~2グレードの差はでてしまうし、甲府幕岩は/(スラッシュ)グレードも多くて、最初は『なんだよ、スラッシュグレードって!!』思っていましたが、いざグレーディングを付ける立場になってみると、スラッシュグレードが良く理解できました。
またグレードは従来の日本の岩場のグレーディングと同じようにRPグレードで付けています。
最近だと会津田島や長沢、小豆島の赤嶽はOSグレードでのグレーディングになっていると思います。
グレーディングの話はなかなか難しい話で上にも書いたように1グレードの差は人それぞれの得意不得意によって全然変わるものなのであくまで目安と考えて貰えれば良いと思います。
(それが例えば数字1つ変わるほどのグレードの差があったら問題ではありますが・・・)
限定について
個人的には限定はなし!としたいところでしたが、限定した方が面白いルートとなるルートは限定ありにしました。
自分のルートの限定は分かり易い限定にしていると思いますが、分かりにくい場合は教えてください。
ルート数
5.8~12B(プロジェクトは12C以上)まで全部で20本です。
5.81本
5.92本
5.10A1本
5.10C3本
5.11B2本
5.11C1本
5.11D3本
5.12A3本
5.12B1本
プロジェクト1本