2023年新年会@二子山
2022/1/7(Sat)
二子山
【祠】
『話がピーマン』(6b)〇
『ダースベイダー』(8a+)×
2022/1/8(Sun)
【白壁】
『銀ちょこっと』(7a+)××
要注意!ムーブの記載あり
3連休の土日で二子山へ。
週頭ぐらいの天気予報では曇りのち雪予報だったので岩場へは行かずに15時から開催の小鹿野クライミング協会の協会活動方針説明会とその後にある新年会に参加しようと思っていたけど予報が変わって晴れに!
岩場についてみると晴れでポカポカでした!
10時から岩場説明会。
小鹿野クライミング協会の理事メンバーが勢揃い。
いっぽう・・・クライマー側は少なかった~。
遠藤さん、ガメラさん、飯山さんといった重鎮も参加で今回の新ルート等の説明を受けていた模様。
自分たちは、特に新ルートの説明は必要がないので各々、自由に登っていました。
15時~小鹿野文化センターで協会活動方針説明会に参加するため、岩場は13時半ぐらいに出ないといけないので・・・
自分は初めて祠エリアに来た時に一度登っただけの『頭がピーマン』を登った。
核心は割と悪いしスタンスもツルツル目なのでビビる・・・。6bということは10dぐらいか。
その後は・・・ヒデさんのビレイをしたり、、、あともう1本ぐらいはということで鬼ヶ島の核心の手前のレストポイントまでということでトライ。
これで3トライ目の鬼ヶ島下部だけど、全く覚えておらず、まぁまぁ悪いなぁと思いつつ上部まで。
レストポイントまで行ったので、欲?が出てダースベイダーの入り口だけ触っておこうと思って、そのまま続行。
2回ぐらいムーブを起こして、???となったのでそれで終了😇
14時半過ぎに小鹿野文化センターへ。
15時~17時まで説明会。2時間立ちっぱなしは腰にくる・・・。
自分はもともと、小鹿野クライミング協会の方針に賛同をしてクライミング協会の年会費の3,000円を払っているのでただただ説明をうんうん聞いているだけでした。
遠藤さんがSNS(FBや自身のBlog)で書いていた質問事項への協会側からの回答もあり、改めて協会側の方針が聞けて良かったです。
その中で気になったことや思ったこと。
①グレードについて
西岳や祠エリア、2段岩壁がフレンチグレードになったけど、デシマル換算表を介すると1~2グレード、グレードアップしているんだけど・・・これは元々、日本のグレードが辛いからその差が出てしまっていると理解できます。
クラビや御前岩、ラオス、レオニディオで最初、フレンチグレードを体感した時に、換算表だと1~2グレードの差があるなぁとずっと思っていました(そういうものなんだと思っていた)。
ただ、そうじゃないということが最近分かって、そもそも日本のグレードがトラッド由来のデシマルで付けられていたり、また自分の考えなんだけど、日本人ってグレードを辛く付け過ぎる傾向があるため、日本の各地のグレードが世界グレードとは異なる体系を作ってきた・・・
また特に奥多摩や二子、備中なんかは辛過ぎる度が強い岩場になってしまっている。
御前岩のフレンチグレードは、クラビやラオス、レオニディオとだいたい合ってる感じがしました。
祠や西岳も近いものがあるけど、一部では少し甘いルートもあるので、それは2023年度を目途にフレンチでのリグレードをするとのこと。
またフレンチグレードは強制ではなくて、、、最終的には二子山の全ルートをフレンチ化した後に、フレンチにするのか、デシマルに戻すのかを検討するとのこと。
質疑応答の最後らへんに、PUMPの内藤さんが、〆てくれたんだけど、
日本のグレードが世界に比べて辛いというのは、みんなも分かっていることで、二子のリグレードだけじゃなくて、可能であれば、日本全国の岩場のグレードも、リグレードもしていこうじゃないかーって。
これが出来たら凄いなーって思う。
※ただし日本のグレードが辛いと感じれるのは日本以外で登ったことがあるクライマーだけかと思う。
日本でしか登ったことがないクライマーは、世界基準(スポーツのフレンチグレード)というのを知らないから、知りようがない・・・。
まぁそれはそれで良いので、受け入れるかどうかはまたそれぞれ個人の自由かと思われる。
②ルート開拓費用について
ルート開拓費用の半分は自費、半分は小鹿野クライミング協会から出ている事実があります。
これについて二子のオールドクライマーの1人が、それはおかしいんじゃないか?と声をあげていました。
というのも、ルート開拓というのはそもそも、全部自費でやるもので、その岩のそのラインを登りたいからルートを開拓するものなのに、小鹿野クライミング協会からお金が出るのは、おかしいということらしい。
これについてはこの人の言ってることが、本当に意味が分からなかった😅
小鹿野クライミング協会への年会費の使い道についてはHPにちゃんと明記されているし、年会費を払ったクライマーは、その使い道がどう使われようが、使ってくださいと渡している以上、文句が言えないし、言わないと思う。
なので、そのお金がルートの開拓に使われるのは全然ありだし、、、そこに文句をいう意味が本当に分からなかった。
ルート開拓をしてくれるお陰で新しいルートをトライすることができるんだし、クライマーも集まってきて結果的には小鹿野町が潤っていくということなのに。
まぁそもそも3,000円というのを高く思うか、安く思うか・・・人それぞれだけど。
ただ年会費を払わないと二子で登れないということではないので、そこだけ要注意!
ただし、ルート開拓や岩場の整備には多大なお金が掛かっていることも理解しないといけないと思う。
説明会の後は新年会@春雷でした。
結構な人数が集まって色々な話ができて凄く良かったと思う~。
こーいうのも、初代会長のmasaとかの働きかけのお陰だろうなーー。
この日、たまたま来ていた新潟のユースクライマーも飛び入り参加。
左は、御前岩のノブさん、右に世界の平山ユージ!
こんなの普通ないで~🤩
日曜日は、やっしーとてっちゃんと3人で白壁・墨壁へ。
あとから睦とホンマちゃんも来てくれた。
自分とやっしーは、前ちゃんの新ルートの『銀ちょこっと』をトライするために。
てっちゃんは宿題の吽のトライを。
この日も快晴!
風がないとポカポカです。
自分はロンTでトライ!
やっしーは、タンクトップ!
白壁・墨壁にはお初でしたが・・・取り付き付近が狭くてFIXロープもないので、、、怖い・・・。
⬅吽をトライするてっちゃん。
この日2便出して・・あと少しらしいんだけどまだまだトライは続く。
⬅銀ちょこっと。
MOSトライは小核心でアウト。その後はテンテンでヌン掛け。
2便目、核心でアウト。ホールディングを間違えた😱
あと3足1手だったのに・・・残念。
うーん、これは登らないとダメだった。
やっしーも2便で登れずで翌日の月曜日にRPしたみたい。
睦はFLしてた。流石🤩
銀ちょこっとは、34メートルぐらいのスケール(70メートルロープ推奨!)。
15本+終了点。アポロ11のスタートと終了点が共通。
長いのでかなり充実します。
下部6本ぐらいはアプローチ的な感じで急に悪くなって、小核心、核心と続きます。
上部もガバがあってレストもできるので・・・中間部にギュッと詰まっています。
白壁・墨壁は今まで吽の8aからしかなったけど前ちゃんのルートができたことによって、より充実した壁になったね。
次はRPしたいなー。いついけるかな??
ロウソク岩のてっぺんに初めて登ってみた~!
怖かった~・・・🙌
白壁の休憩場にて・・・
ほぼ同年代の3人。
ここから落ちたら死んじゃうぐらいの高さなのでFIXロープつけて欲しいなぁ~・・・。
ロウソク岩から望む白壁・墨壁・黒壁?
スケールがやばい!
帰り、小鹿野町の元六さんでご飯!
開拓費用に関しては、定款読んでください、でいいのではとすら思います。
そういう考え方だから「岩を私物化しようとしてる」という発言が出てしまうのでしょうか。複数人そういったコメントがFBにありましたが、そういう時代もあったんですね、くらいにしか思えないですね。
今の若い人と違って、アンテナはってなかったり、自分で(ネットで)調べたりしない人も多いよね。
あの人もSNSはやっているから調べようがあるだろうし、同様の意見の人は小鹿野クライミング協会のHPも見てないんだろうねぇ。
だからといってネットやってません、見てませんは、免罪符にもならんしね・・・。
開拓費用については、基本的にはボランティアってのが(一部例外を除いて)主流だし、それはそれで本人が納得してやってるので良いんだけど、それを押し付ける考えがアウトな訳で。
今回の説明会で納得はしてるかどうか分からないけど、小鹿野クライミング協会の取り組みや考え方を理解はしてくれたんじゃないかなと思うけどねー。