ヌンチャク(Quickdraws)あれこれ

ヌンチャク(クイックドローQuickdraws)について。
色々な考え方があると思いますが、自分はこう思ってますよー的なことです。

YoutubeチャンネルのHard Is Easyでも考察されいます。

彼のチャンネルは凄くためになることばかりなので要チェックです!

今、自分のメインのヌンチャクは、OCUNのFalconのカラビナとペツルのExpressを組み合わせて使っています。
長さは17㎝と25㎝。
OCUNのカラビナは日本ではたぶん売っていなくて、自分も海外通販で安いのを見つけた時に購入しました。
ただセットの場合、スリングが12㎝の短さだったのでスリングだけ交換しました。

カラビナの形状
最初に買ったヌンチャクはマムートのワイヤーゲートのものです。
長さは11㎝とかの短いやつ。ダイニーマスリングではなくナイロンスリングですが、幅が細いタイプでした。
なぜこれをチョイスしたかは・・・忘れましたが、たぶん何も考えずに安さとか、またその当時はマムートばかり買っていたからだと思います!

その後は、ペツルの定番のスピリットエクスプレスを購入しました。
最初に買ったマムートのヌンチャクのスリングの長さが11㎝と短いものだったので、これは使いにくいということで、17㎝と25㎝を購入しました。

自分的には・・・ワイヤーゲートのクリップがめちゃくちゃしにくい!
これだけクライミング歴が長いのにも関わらずクリップが下手です。器用じゃないんですよね
ワイヤーだとゲートがストレートなので、ベントゲート(ジムでは基本的にはベントゲート)の方がクリップがし易いし、なんかクリップするときに引っ掛かってクリップしにくいんですよね・・・。
最近だと、ベースキャンプもワイヤーゲートだったかな?やっぱりクリップしにくいんですよね。

ペツルのアンジュ。1本のゲートなんですが、これも本当にクリップしにくい・・。
アンジュにもアンジュSアンジュLがあるんだけどSだと最悪・・・Lでもやっぱりクリップがしにくい。

スリングの長さ
自分はRPトライの時にスリングの長さが11~12㎝だと使いにくいんです。
マスターで登る分には、関係なくて(ロープの流れには関係してくるけど)、2便目以降だと、マスターの時より下のホールドでクリップできたり、同じクリップホールドでもスリングが少しでも長いと楽なので、自分にとっては具合が良いです。
OSでガンガン登る人にとっては、関係なさそう・・・実際に、OSに強い人は、短いヌンチャクを好む傾向があるのかな?と思いました。
マスターの場合とヌンチャクが掛かっている場合では、クリップするポジションが変わってくると思うし、ヌンチャクを掛ける行為も一つのムーブになるので、マスターオンサイトは本当に凄いと思う。
クライマーの中には、マスターの時とプリセットの時とクリップポジションが違うのはずるいんでない?!と思う人もいるかもしれないけど・・・まぁそれは人それぞれなのでその人の中で消化していれば良いんじゃないかなと思う。

11㎝と17㎝の場合で考えると、6㎝の差でも17㎝の方が2便目以降は楽になるので、11㎝は今は使っていなくて、基本的に17㎝と25㎝を半々で持っています。
自分の開拓ルートは、17㎝の長さのヌンチャクを想定してハンガーを設置しています。

スリング部分を異常に長く伸ばして(長いスリングやヌンチャク連結)、かなり下でクリップをしてというのもあるけど・・・これってどうなんでしょうかね・・・。
グレードが15台とかの動画を見ても、2~3連結している場合もあったりするし・・。
個人的にはロープの流れを考慮したり、岩の角にカラビナが当たってゲートが開く可能性があるから連結したりとかは全然ありなんだけど、明らかに楽をするために、長くするのは、ナシかなと思っています。
(と書いたものの、過去に30㎝のヌンチャクを使って楽をしたこと、あります

アルパインヌンチャクも4本とマムートの30㎝ぐらいのスリングヌンチャク、メトリウスの長いスリングのヌンチャクも2本持っています。
アルパインヌンチャクは基本的にはマルチ用で、その他の長いやつはスポーツルートの屈曲が酷くなる場合に適所に使っています。

スリングの太さ
ペツルのExpressを使っているのでその太さが好みです。

スペインツアーでTKDがOS用にとても軽いDMMのキメラドローセットを持ってきていました。
スペインは壁のスケールが凄くてOSトライするには少しでも軽い方が良いということで、スリングはダイニーマでカラビナは軽量のワイヤーゲートカラビナのもの。
見た目はさすがDMMで、格好良いのですが、この細いダイニーマスリングは、クリップするときに安定しなくて、クルクル回ったりしてクリップが下手な自分は使いづらかった・・・

セルフ用のヌンチャク
セルフ用のヌンチャクはそれ専用のものを使っています。
カラビナはOCUNのFalconを、これは通常のヌンチャクと同じです。
スリングもペツルのExpressの17㎝を使っていますが、通常ロープを通すものとは違った色のスリングの色にしています。
このスリングの色が違うことによって、ロープを通すヌンチャクとセルフ用のヌンチャクを使い分けています。
(カラビナを変えるというのもいいかもしれません)
長さは11~12㎝の短いやつよりも17㎝の方が使い勝手が良いと思っています。
11~12㎝ぐらいだとセルフをセットするのが少し大変・・・。6㎝ぐらいの差ですが、フォールをした後に上にあがって、セットするときに少し楽になります。
(関係ないですが、セルフをとる時にビレイループ側に先にセットをしてから、セルフをとりたいヌンチャクにセットするのと、セルフをとりたいヌンチャクを先にセットしてから、あとから、自分のビレイループ側にセットをするという2パターンがありますが、前者の方が圧倒的に楽だと思うんだけど、どうなんでしょうか?)

セルフ用のヌンチャクと通常ロープを通すヌンチャクを使い分けていない人もいますが・・・これは止めた方が良いかなと個人的には思うので、初心者の人にはセルフ用のヌンチャクを買うことを勧めています。

セルフ用のヌンチャクは時にはハンガー側に掛けたりすることもあったりするので。
ヌンチャク同士(基本はアルミ)の接触では傷はまずできないと思いますが、ハンガー(ステンレス)とヌンチャクの異種金属同士だと・・・これも傷ができるかどうか分かりませんが、気分的には良くないなぁと。

ペツルのコネクトアジャストも使うことがあります。
通常のスポーツルートだと17㎝の普通のヌンチャクを使用しますが、ルート開拓やマルチ等の時は、スリングの長さが調整できるコネクトアジャストは使い勝手が良いです。

現在のメインのヌンチャク。
17㎝と25㎝のヌンチャク。


スリングとカラビナが余っていたので作ったもの。
開拓作業でヌンチャクを残置したままで、他の岩場で登るときに、ヌンチャクが足りなくなったので作ったもの。
普通にちゃんと使えます。

真ん中の白いスリングのものは、トップロープ用。


右側の長いスリングのヌンチャクもかなり重宝しています。
黒と緑のやつはメトリウスのもの。
オンラインストアを見ると、カラビナ付きで30㎝、40㎝、50㎝と売っていますが自分が買った時はスリングだけだったような?
カラビナはペツルのを使っています。

一番右のはマムートのもの。
もう廃盤商品だと思いますが、かなり使えます!
カラビナもマムートのを使っています。
メトリウスのものよりもスリングが少し太くてGood!


一番左の17㎝の古いExpressのヌンチャクがセルフ用
その右のが25㎝のExpressがクライミング用
オレンジのがコネクトアジャスト
マルチ用等にPASも2つ持っています。


DMMのキメラドロー。
ペツルのスピリットエクスプレスに比べると、めちゃ軽いです!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください